キャスト

尾野 真千子

尾野 真千子/芦村朋子 役

夫・吾郎や子どもたちを笑顔で明るく支える、愛情溢れる女性。困難な状況でも弱音を吐かず、夫や家族との生活を大事にしている。


コメント

脚本を読ませていただいて、本当にすごい人生で、これが実話だとはとても思えませんでした。それでも明るく生活していて、こういう素敵な夫婦もいいなと思いました。(私が演じた朋子は、)脚本を読んでとても素敵な女性像の方だったので、厳しい時代でもいつも笑顔でいようと、どんなことがあっても笑顔で支えていけたらいいなと思いながら演じました。いろんなことを感じて頂いて、泣いたりしながらも、最後にほっこり笑顔で終われる作品になっていると思います。演じた私自身も、完成した作品を観て、物語の中に入ってしまいすごく泣いてしまいました。

向井さんの印象

本当に素敵な方です。人に優しく、芝居に厳しくて。この作品は向井さんのおばあさんのお話なので、現場では「本当はこうだったんだよ。」「本当にこの通りなんだよ。」といろいろ教えてもらって、背中が大きい人だなと感じていました。 この作品の話をいただいた時も、“向井理の企画作品”ということでしたので、脚本を読むよりも前に飛びつきました。

深川監督の印象

本当に面白い監督です。私が想像しているよりずっと先のアイデアをいただけて。自分では考えつかないことばかりでしたので、もっともっと話を聞きたいと思える方でした。

朋子・吾郎ご夫婦について

大変なことばかりあった夫婦ですが、その大変さが“幸せ”に見えて、夫婦って素敵なんだと改めて思わせてくれるご夫婦でした。 辛いことを辛いと思わないように生きていける、朋子と吾郎の夫婦のようでありたいし、この夫婦のように主人を見ていたいと感じました。


Profile:1981年11月4日生まれ。奈良県出身。1997年に、河瀨直美監督の映画『萌の朱雀』で主演デビューし、シンガポール国際映画祭で主演女優賞、高崎映画祭で最優秀新人女優賞を受賞。07年には、主演を務めた『殯の森』(河瀨直美監督)がカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞した。ドラマでは、NHK連続テレビ小説「カーネーション」(2011年度下半期)で主演を務め、エランドール賞・新人賞をはじめ、数々の賞を受賞し、一躍実力派女優として人気を獲得。以降も、『そして父になる』(13/是枝裕和監督)で日本アカデミー賞・主演女優賞などを受賞。近年の出演作に、『エヴェレスト 神々の山嶺』(16/平山秀幸監督)、『後妻業の女』(16/鶴橋康夫監督)、『ミュージアム』(16/大友啓史監督)、ドラマでは「最高の離婚」(13/CX)、「はじめまして、愛しています。」(16/EX)などがある。待機作には、『ブルーハーツが聴こえる<ハンマー(48億のブルース)>』(4月8日公開予定/飯塚健監督)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日公開予定/廣木隆一監督)がある。


向井 理

向井 理/芦村吾郎 役

曲がったことが嫌いで実直な性格の持ち主。朋子の実家・芦村家に婿入りした。度重なる不運に見舞われながらも、最後まで一家の大黒柱であり続けた。


コメント

祖母が書いていた手記は、「こういう人たち(自分の祖父母)がいたから、今の自分がいるんだ」と考えるきっかけになったので、 俳優という仕事をさせて頂く中で、いつかこの話を実現してみたいと思っていました。
すべての人にファミリーヒストリーはあると思うのでで、この作品は観る方自身が主人公だと思います。戦後は苦労した人も多く、困難な時代を乗り越えて今の時代があるので、自分の家族や親戚や先祖のことを少しでも振り返って思い出すきっかけになっていただけたらいいなと思います。時代が違っても家族という単位は常に変わらない、すごく身近で切っても切れない関係性がありますが、今はそれが当たり前になっているので、改めて当たり前のことを見つめ直すきっかけになる作品になればいいなと思います。

祖母・芦村朋子さんについて

わりとおばあちゃん子でした。生まれた時から傍にいましたし、ずっと近くにいた存在です。週末はよく泊まりに行きましたし、晩年は一緒に住んでいました。

祖父・吾郎さんについて

僕の叔父も祖母もいまだに祖父の話をするので、ずっと記憶・印象に残っているという意味で、人間力があったんじゃないかと思います。貧乏でも卑しくならない、自分なりの信念を貫いた人だったのかなと思います。

尾野さんの印象

以前共演した時は、力強い女性というイメージだったので、僕の祖母と全く逆のタイプでどうなるのかなと楽しみにしていました。でも以前共演した時の尾野さんの顔では全くなかったです。元々、尾野真千子という女優さんを個人的にこっそり見ていて、すごく素敵だなと思っていました。実際に子どもはいないのに、3人のお母さんにどうしても見えてしまうような生活感の出し方とか、それを自然にできる人だし、本当にすごいです。そして、彼女がいるだけで現場が明るくなって、笑っていてくれるだけでも幸せな気持ちになれるので、そういう方と一緒にやれたのは財産ですね。

深川監督の印象

深川さんは、真の演出家だと思います。1シーンごとに話をしますし、細かい心理描写を説明して導いてもらえるんです。「深川さんとやってます」というと、周りの俳優さんからも羨ましがられるので、そんな風に信頼されている監督と、個人的に思い入れのある作品をやれたことが本当に有難いです。

脚本家・山本むつみさんについて

むつみさんとの出会いは2010年の「ゲゲゲの女房」という朝ドラで、むつみさんが書いた脚本の作品に出させていただき、すごくいい台本だなと毎週、毎話、思いながら演じていました。『何日君再来』はこういう方に書いていただきたいと思って、「ゲゲゲの女房」の打ち上げの席で不躾ですがお渡しして「いつか書いてください。」とお願いしたのを憶えています。この作品も、とても良い脚本にして頂いて有難いなと感じています。

朋子・吾郎ご夫婦について

お互いのないものを補い合えている夫婦だと思います。吾郎さんは不運なことが多いですが、そんな時に朋子さんは妻として母として明るくふるまっていて。そんなふうに精神的に支えてくれる人がそばにいることは幸せな事なのだと感じました。


Profile:982年2月7日生まれ。神奈川県出身。06年に俳優としてデビュー後、ドラマ・映画・CMなど多くの作品に出演。本作の脚本を務めた山本むつみとの出会いとなった、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」(2010年度上半期)で漫画家・水木しげる役を演じ、幅広い層からの支持を集めるとともに数々の賞を獲得。以降も話題作に多く出演。近年の出演作には、映画『小野寺の弟・小野寺の姉』(14/西田征史監督)、『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』(15/平野俊一監督)、『信長協奏曲』(16/松山博昭監督)、『RANMARU 神の舌を持つ男』(16/堤幸彦監督)、ドラマでは「S -最後の警官-」(14/TBS)、「信長協奏曲」(14/CX)、「遺産争族」(15/EX)、「神の舌を持つ男」(16/TBS)、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016年度上半期)など。待機作には、ドラマ「アキラとあきら」(17年7月/WOWOW)がある。


野際陽子

野際陽子/芦村朋子(現代)

夫・吾郎の他界後も女手ひとつで子育てをし、現代に至るまで夫を思い続けている。夫と過ごした日々を綴った手記をまとめている。


Profile:1936年1月24日生まれ。富山県出身。NHKのアナウンサーとして活動後、ドラマ「赤いダイヤ」(63/TBS)で女優デビュー。以降も、映画・ドラマ・CMなど多方面で活躍。近年の出演作には、「TRICKシリーズ」(EX)、「DOCTORS〜最強の名医〜シリーズ」(EX)の他、「Wの悲劇」(12/EX)、「コントレール〜罪と恋〜」(16/NHK)、映画『みんなのいえ』(01/三谷幸喜監督)、『ポストマン』(08/今井和久監督)などがある。待機作に、「やすらぎの郷」(17年4月~/EX)など。


岸本加世子

岸本加世子/芦村真美(現代)

朋子・吾郎夫婦の末娘。幼い頃のある出来事をきっかけに、母・朋子へのわだかまりを抱え続けているが…。


Profile:1960年12月29日生まれ。静岡県出身。1977年にドラマ「ムー」(TBS)で女優デビュー。『HANA-BI』(98/北野武監督)で日本アカデミー賞・優秀主演女優賞、『菊次郎の夏』(99/北野武監督)で同・最優秀助演女優賞など数々の賞を獲得している。近年の出演作には、『おしん』(13/冨樫森監督)、『先生と迷い猫』(15/深川栄洋監督)、ドラマ「ドS刑事」(15/NTV)、「遺産争族」(15/EX)、「がっぱ先生!」(16/NTV)、「トットてれび」(16/NHK)等がある。


駿河太郎

駿河太郎/高杉幹夫

南京時代からの吾郎の先輩。朋子・吾郎たち家族が困っている時に、常に気にかけて助けてくれる存在。


Profile:1978年6月5日生まれ。兵庫県出身。03年のミュージシャンとしてデビュー後、08年に俳優に転向。NHK連続テレビ小説「カーネーション」(2011年度下半期)で、尾野真千子演じるヒロイン・小原糸子の夫役に抜擢され、以降も数多くのドラマ・映画に出演。近年の出演作には、映画『真田十勇士』(16/堤幸彦監督)、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16/中野量太監督)、ドラマ「半沢直樹」(13/TBS)、「ラヴソング」(16/CX)等がある。4月期新ドラマ「小さな巨人」(17/TBS)、「CODE:M コードネームミラージュ」(17/TX)に出演決定。待機作には、『イイネ!イイネ!イイネ!』(6月24日公開予定/門馬直人監督)がある。


イッセー尾形

イッセー尾形/芦村 忠

朋子の父。愛媛の農業で生計をたてている。婿である吾郎への劣等感と戦後の貧しさゆえに、吾郎に強くあたってしまう。


Profile:1952年2月22日生まれ。福岡県出身。1970年に演劇界デビュー後、一人芝居のスタイルを確立。文化庁芸術選奨文部大臣新人賞(大衆芸術部門)など数多くの賞を獲得し、海外でも上演するなど活躍。マーティン・スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』(17)では、井上筑後守役で高い評価を得て、ロサンゼルス映画批評家協会賞・助演男優賞の次点入賞を果たす。近年の出演作には、映画『60歳のラブレター』(09/深川栄洋監督)、ドラマ「SMOKING GUN~決定的証拠~」(14/CX)、「ナポレオンの村」(15/TBS)等がある。


成田偉心

成田偉心/芦村 理

朋子の孫で、真美の息子。病で倒れた朋子の自宅で、朋子の手記を見つけ代わりにまとめていくことに。


Profile:1996年4月23日生まれ。青森県出身。現役大学生で、2016年に俳優としてデビュー。Amazonプライム・ビデオ連続ドラマ「東京女子図鑑」(16)、新春ドラマ特別企画「しあわせの記憶」(17/TBS系)などに出演。待機作に、ドラマ「あなたのことはそれほど」(17年4月/TBS系)がある。本作で映画デビューを果たし、今後の活躍が期待される。