キャスト コメント

尾野 真千子/芦村朋子 役

脚本を読ませていただいて、本当にすごい人生で、これが実話だとはとても思えませんでした。それでも明るく生活していて、こういう素敵な夫婦もいいなと思いました。(私が演じた朋子は、)脚本を読んでとても素敵な女性像の方だったので、厳しい時代でもいつも笑顔でいようと、どんなことがあっても笑顔で支えていけたらいいなと思いながら演じました。いろんなことを感じて頂いて、泣いたりしながらも、最後にほっこり笑顔で終われる作品になっていると思います。演じた私自身も、完成した作品を観て、物語の中に入ってしまいすごく泣いてしまいました。

向井さんの印象

本当に素敵な方です。人に優しく、芝居に厳しくて。この作品は向井さんのおばあさんのお話なので、現場では「本当はこうだったんだよ。」「本当にこの通りなんだよ。」といろいろ教えてもらって、背中が大きい人だなと感じていました。
この作品の話をいただいた時も、“向井理の企画作品”ということでしたので、脚本を読むよりも前に飛びつきました。

深川監督の印象

本当に面白い監督です。私が想像しているよりずっと先のアイデアをいただけて。自分では考えつかないことばかりでしたので、もっともっと話を聞きたいと思える方でした。

朋子・吾郎ご夫婦について

大変なことばかりあった夫婦ですが、その大変さが“幸せ”に見えて、夫婦って素敵なんだと改めて思わせてくれるご夫婦でした。
辛いことを辛いと思わないように生きていける、朋子と吾郎の夫婦のようでありたいし、この夫婦のように主人を見ていたいと感じました。


向井 理/芦村吾郎 役

祖母が書いていた手記は、「こういう人たち(自分の祖父母)がいたから、今の自分がいるんだ」と考えるきっかけになったので、 俳優という仕事をさせて頂く中で、いつかこの話を実現してみたいと思っていました。
すべての人にファミリーヒストリーはあると思うのでで、この作品は観る方自身が主人公だと思います。戦後は苦労した人も多く、困難な時代を乗り越えて今の時代があるので、自分の家族や親戚や先祖のことを少しでも振り返って思い出すきっかけになっていただけたらいいなと思います。時代が違っても家族という単位は常に変わらない、すごく身近で切っても切れない関係性がありますが、今はそれが当たり前になっているので、改めて当たり前のことを見つめ直すきっかけになる作品になればいいなと思います。

祖母・芦村朋子さんについて

わりとおばあちゃん子でした。生まれた時から傍にいましたし、ずっと近くにいた存在です。週末はよく泊まりに行きましたし、晩年は一緒に住んでいました。

祖父・吾郎さんについて

僕の叔父も祖母もいまだに祖父の話をするので、ずっと記憶・印象に残っているという意味で、人間力があったんじゃないかと思います。貧乏でも卑しくならない、自分なりの信念を貫いた人だったのかなと思います。

尾野さんの印象

以前共演した時は、力強い女性というイメージだったので、僕の祖母と全く逆のタイプでどうなるのかなと楽しみにしていました。でも以前共演した時の尾野さんの顔では全くなかったです。元々、尾野真千子という女優さんを個人的にこっそり見ていて、すごく素敵だなと思っていました。実際に子どもはいないのに、3人のお母さんにどうしても見えてしまうような生活感の出し方とか、それを自然にできる人だし、本当にすごいです。そして、彼女がいるだけで現場が明るくなって、笑っていてくれるだけでも幸せな気持ちになれるので、そういう方と一緒にやれたのは財産ですね。

深川監督の印象

深川さんは、真の演出家だと思います。1シーンごとに話をしますし、細かい心理描写を説明して導いてもらえるんです。「深川さんとやってます」というと、周りの俳優さんからも羨ましがられるので、そんな風に信頼されている監督と、個人的に思い入れのある作品をやれたことが本当に有難いです。

脚本家・山本むつみさんについて

むつみさんとの出会いは2010年の「ゲゲゲの女房」という朝ドラで、むつみさんが書いた脚本の作品に出させていただき、すごくいい台本だなと毎週、毎話、思いながら演じていました。『何日君再来』はこういう方に書いていただきたいと思って、「ゲゲゲの女房」の打ち上げの席で不躾ですがお渡しして「いつか書いてください。」とお願いしたのを憶えています。この作品も、とても良い脚本にして頂いて有難いなと感じています。

朋子・吾郎ご夫婦について

お互いのないものを補い合えている夫婦だと思います。吾郎さんは不運なことが多いですが、そんな時に朋子さんは妻として母として明るくふるまっていて。そんなふうに精神的に支えてくれる人がそばにいることは幸せな事なのだと感じました。